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青年劇場第117回公演「アトリエ」


◇時間:
18:30

◇会場:
紀伊國屋ホール

◇出演:
藤井美恵子
名川伸子
高安美子
吉村直
杉本光弘
崎山直子
江原朱美
岡山豊明
小泉美果
林田悠佑
片平貴緑
傍島ひとみ
大石達也

◇スタッフ:
作=ジャン=クロード・グランベール  
訳=大間知靖子  
演出=藤井ごう
美術=乘峯雅寛  
照明=竹林功(龍前正夫舞台照明研究所)  
音響効果=近藤達史
衣裳=宮岡増枝  
振付=清水美弥子  
舞台監督=荒宏哉  
演出助手=岡本有紀
宣伝美術=フルヤマモトミ  
製作=福島明夫  
著作権代理=(株)フランス著作権事務所

◇ストーリー:
1945年、占領軍が駐留する戦後パリ。
ユダヤ人夫妻が経営する工房では女たちのたわいないお喋りで溢れている。
子どものこと、アメリカ兵のこと、生活のこと…。
行方知れずの夫の帰りを待つ女をはじめ、癒えない傷みを抱えながら、逞しく仕事に勤しむ彼女たちの日常から浮かび上がってくるものは…。
『郡上の立百姓』で圧倒的な迫力とスケールで人間を描き、第19回千田是也賞を受賞した藤井ごう氏と青年劇場が、フランスを代表する現代劇作家グランベールの傑作で再びタッグを組みます。

http://www.seinengekijo.co.jp/s/atre/atre.html



1945年のパリ、ユダヤ人夫婦の仕立て屋でのお針子やプレス工たち。
戦争の傷跡がまだまだなまなましすぎる。
最後は1952年。
なにかが明確に解決するわけでもないし、劇的によくなったわけでもない。新しい出来事はどんどん起こるし、人も変わる。
でも、人が生きていく営みは変わらない。
そういう作品だった。
パリだからなのか、どこか洒脱で歌があって、人生を楽しんでいる人がいて。

ナチスから隠れていて戦争が終わったら連行されるドイツ兵を目撃して、「俺はユダヤ人だ、俺は生きてる!」と叫んだ仕立て屋主人や、夫が強制収容所に連れていかれたシモーヌがようやく夫のの死亡証明を手に入れたけど、そこに強制収容の事実が書かれてないと憤る仕立て屋の妻とか、刺さったなぁ。

あと、ユダヤ人に対する認識が、別に特殊な人種というわけではなくてごく普通に隣にいる人だったんだなと思った。
もちろん、何かあれば変わったのかもしれないけど、少なくとも日常においては。
I love a pianoのアレックスの「店先にユダヤ…」のイメージがあったから少し驚いたんだけど、あれもあのときがそうだっただけかもしれないし、…それともナチスを経た後だからなんだろうか。

アメリカの駐留軍がいる時期で、アメリカ兵との悶着とかも話題に上るんだけど、ふと、Light in the Piazzaでそーまさん演じたナッカレリ氏が「戦後すぐのころアメリカ兵のメッセンジャーボーイをやっていたから少し英語がわかる」みたいなことをいっていたなぁと思い出したり。
あれは57年だっけ。

あと、パリのお針子達といえばやはりCOCOのイメージが強いんだけど、シャネルのとこのお針子達もあんなふうだったのかしら、と。
日常生活のなかにアコーディオン弾きが窓の下で奏でていたり、ちょっとした鼻唄で合唱できたりってのはいいね。
あんなふうにシャンソンが出てくる芝居もいいな。

このところ、ユダヤ人やナチスに関連のある作品ばかり目にしてる気がする。「I love a piano」しかり、「また、桜の国で」しかり、「幻の国」しかり。
そういえば今度上野のストアハウスでは、ナチスの宣伝担当だったゲッベルスの話をやるんじゃなかったかしら。

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